この記事では、AI作曲家「AIVA ai」の使い方を解説しています。
AIVA(エイヴァ)の使い方や商用利用の可否について気になる方は是非チェックしてみてください。
- AIVA(エイヴァ)の使い方を知りたい人
- 商用利用の可否を知りたい人
- 著作権やライセンスについて知りたい人
AIVA(エイヴァ)とは?
AIVA(エイヴァ)は、AI(人工知能)作曲家として作られた音楽生成AIです。
AIVA Technologiesというルクセンブルグのスタートアップ企業によって開発されました。
BGM制作や作曲向けに利用されるAI作曲ツールで、機械的な演奏ではなく高品質な楽曲が提供されています。
AIVAは、作曲家でありコンピュータサイエンティストでもあるピエール・バロー氏が、人工知能と人間のラブロマンス映画「her/世界でひとつの彼女」に影響を受けて開発しました。
AIVAを開発したきっかけは、映画『her/世界でひとつの彼女』でした。この作品では主人公が人工知能搭載のOSと恋に落ちるのですが、劇中でこのOSがふたりの時間を表現した曲を作曲するシーンがあるんです。これを観て、もし誰もがパーソナライズされたAIを使って、簡単に自分の人生のサウンドトラックをつくれたら、と思いついたんです。
引用元:日本で新曲を披露するAI作曲家「AIVA」の生みの親が語る、人工知能による作曲の先に見る“夢”
AIVAの使い方
アカウントの作成方法
「Create an account」からメールアドレスを入力し、届くメールのリンクからアカウントを作れます。
または、グーグルアカウントがあれば、簡単にログインできます。
\ ぼたんだよ /
AI作曲を始める手順
画面右上の「Create」をクリックします。
「Composition」を選択します。
「Generation Profiles」「Influences」「Preset styles」の3種類の方法で音楽を作れます。
- Generation Profiles→元々用意されたプロファイルから生成する
- Influences→自分でアップロードしたプロファイルを元に生成する
- Preset styles→プリセットから生成する
今回は「Generation Profiles」にズラッと並んだ音楽ジャンルの中から、好みの曲種にカーソルを合わせ「Create」をクリックしてみます。
「キー」「デュレーション」「生成数」を各種設定し、「Create tracks」をクリックします。
後は、これまでの設定に応じてAIが自動で作曲してくれます。
曲のアレンジや編集方法
カスタマイズしたい曲の右端にあるメニューをクリックします。
「Open in Editor」を選択します。
すると、曲の編集画面に行くことができます。
ただ、「DAW」や「DTM」などの作曲ソフトに触れたことのある人向けの機能といった印象です。
その他の機能については公式サイトの「一般ユーザーマニュアル」を確認すると良いです。
AIVAの利用料金
個人向けの料金
フリープラン 0円 | スタンダードプラン €15/月 | プロプラン €49/月 | |
---|---|---|---|
著作権 | 著作権を所有できる | ||
収益化 | 制限あり | 制限なし | |
クレジット表記 | 必要あり | 必要なし | 必要なし |
ダウンロード数/月 | 3回/月 | 15回/月 | 300回/月 |
再生時間 | 3分 | 5分 | 5分30秒 |
ファイル形式 | MP3、MIDI | MP3、MIDI | 全ての形式 |
- 月額プラン
-
- フリープラン-無料
- スタンダードプラン-15ユーロ(約2400円)
- プロプラン-49ユーロ(約7840円)
- 年間プラン
-
- フリープラン-無料
- スタンダードプラン-11ユーロ(約1760円)
- プロプラン-33ユーロ(約5280円)
学生や学校向けの料金
学生や学校向けの料金プランも用意されており、AIVAのお問い合わせフォームから連絡することで、年間プランは30%割引、月間プランは15%割引を受ける事ができます。
Students and Schools can benefit from a 30% discount on our annual plans and a 15% discount on our monthly plans. If you are interested, please reach out with our contact form or using the live chat.
学生と学校は、年間プランで 30% 割引、月間プランで 15% 割引の恩恵を受けることができます。ご興味がございましたら、お問い合わせフォームまたはライブチャットをご利用ください。
引用:AIVAの価格設定
商用利用について
AIVAの商用利用の可否
AIVAは商用利用が可能ですが、利用するプランによってライセンス条件は異なります。
以下にAIVAのライセンス条件をまとめます。
料金プラン | 商用利用の可否 |
フリープラン | 非営利目的の活動に利用できます。ただし、AIVAへのクレジット表記が必要。 |
スタンダードプラン | YouTube、Twitch、TikTok、Instagramのみ商用利用が認められます。AIVAへのクレジット表記は必要ありません。 |
プロプラン | 作成した音楽の著作権は利用者に帰属します。 |
プロプランの場合、著作権は完全に利用者側が保持し、途中でサブスクを解約した場合でも、解約前に所有していたすべての楽曲の著作権を利用者が保持できるようです。
つまり、プロプランなら制限のない収益化が可能ということになります。
ただし、「個人で AIVA を利用する」or「年間収益が 30 万ドル未満」or「従業員が 3 人未満の中小企業である」という条件に当てはまる場合のみに限ります。
規模の大きい企業がAIVA利用する場合は、別途お問い合わせする必要あるようです。
詳細なライセンス内容を知りたい方は、以下の「よくある質問」を確認する事をお勧めします。
参考資料:よくある質問
終わりに
以上、AI作曲家「AIVA ai」の使い方についての紹介でした。
AIVAの生成する楽曲は非常に高品質で、生演奏にも匹敵するクオリティを持っています。
また、人工知能によって作曲されるため、様々なジャンルの楽曲を無制限に生成することが可能な点も魅力。
音楽生成AIで手軽に作曲してみたいという方は是非「AIVA ai」を利用してみてください!
\ ぼたんだよ /